B4 Training
Part 0:超基礎演習
課題 1:SSH 接続
リモートサーバへの SSH 接続を行い、公開鍵認証によるセキュアなアクセスを設定します。 また、SSH 接続のログを解析し、接続の成功・失敗を確認することで、Linux におけるデバッグの基礎を学びます。
目的: SSH を用いたリモートサーバへの安全な接続方法の習得
手順:
- リモートサーバ(例:192.168.20.54/24)へ SSH 接続
ssh admin@192.168.20.54
ssh admin@192.168.20.55
ssh admin@192.168.20.56
ssh admin@192.168.20.57
ssh admin@192.168.20.58
ssh admin@192.168.20.59
-
公開鍵・秘密鍵ペアの生成と設定
ssh-keygen
を使用
ssh-keygen -t ed25519 -f ~/.ssh/key_name -N ""
- 公開鍵をサーバの
~/.ssh/authorized_keys
に追加
ssh-copy-id -i ~/.ssh/key_name.pub admin@{ip}
-
~/.ssh/config
の設定Host Regulus HostName 192.168.20.54 User admin IdentityFile ~/.ssh/key_name
-
多段 SSH の設定(ProxyJump の設定)
ssh -J admin@{ip} admin@{ip}
-
接続テストとログの確認
/var/log/auth.log
で SSH 接続ログを確認- 成功 OR 失敗をレポートに記録
- 失敗の場合は原因と解決策をまとめる
レポート要件:
- 実施手順と結果のスクリーンショット
- エラーが発生した場合の対処方法
- ログファイルの解析結果
課題 2:基礎知識調査
システム管理やネットワークに関する重要な基礎概念について調査・学習を行います。仮想化技術、ネットワーク技術、コンテナ技術など、IT インフラの根幹となる技術について理解を深めます。
必須調査項目:
-
仮想化技術とコンテナ技術
- Docker と VM について,それぞれの比較
- ソフトウェアと層のリンク付(図を作りなさい)
- 使用事例と適用場面
-
ネットワーク基礎用語
レポート形式:
- LaTeX 使用(必須)
- 1 項目を選択して詳細レポート作成
- 図表を効果的に使用
- ページ数:1 枚
- ファイル名:
0_氏名.pdf
- 提出期限:5 月 8 日 12:00W
Part I:ネットワーク構築演習
課題 1:仮想ネットワーク構築
KVM を用いて複数の仮想マシンからなるネットワークを構築し、基本的なネットワーク通信の確認と分析を行います。実践的なネットワーク管理スキルを習得します。
環境構築:
- Proxmox GUI を使用して 4 台の仮想マシン(Vm0-Vm3)をクローン
割り当てられた VM の ID を+ 1 した ID を設定してください.(例:はじめに 610 が割り当てられたら 601,602…)
実施項目:
-
ネットワーク疎通確認
- VM 間の
ping
テスト
ping 192.168.20.202
- 外部ネットワークとの通信確認
ping 8.8.8.8
traceroute
による経路確認
traceroute 8.8.8.8
- VM 間の
確認項目:
- 統一アカウントでのログイン
- パスワード同期の確認
- ホスト情報の共有状態
課題 3:LDAP/SSSD 構築
より高度なディレクトリサービスである LDAP と SSSD を用いて、セキュアなユーザ認証システムを構築します。現代的な認証基盤の実装について学びます。
LDAP 設定:
- OpenLDAP サーバの構築
- スキーマ設定
- SSL/TLS 証明書の生成と設定
SSSD 設定:
- クライアント側 SSSD 設定
- LDAP 認証の設定
- SSL/TLS 接続の確認
- NSS/PAM 設定
動作確認:
- ユーザ認証のテスト
- セキュアな通信の確認
- アカウント情報の同期確認
Part II:分散システム構築
課題 1:NFS サーバ構築
分散ファイルシステムの基本である NFS を構築し、複数のサーバ間でファイルシステムを共有する環境を実現します。分散ストレージの基礎を学びます。
設定内容:
- 各 VM で以下のディレクトリを export:
- Vm0: /home
- Vm1: /usr
- Vm2: /work0
- Vm3: /work1
実施項目:
-
NFS サーバ設定
- exportfs の設定
- アクセス権限の設定
-
クライアント設定
- マウントポイントの作成
- 自動マウントの設定
課題 2:MPI 環境構築
並列計算の基盤となる MPI 環境を構築し、実際の並列プログラムの実行と性能評価を行います。高性能計算環境の基礎を学びます。
環境構築:
- MPI のインストール
- OpenMPI または MPICH 選択
- コンパイラの設定
動作確認:
- サンプルプログラムの実行
- Hello World プログラム
- 並列計算プログラム
検証項目:
- プロセス間通信の確認
- 実行ログの解析
- 性能評価の実施
課題 3:Slurm クラスタ構築
分散システムの管理とジョブスケジューリングを行うためのジョブスケジューラである Slurm を用いて、クラスタ環境を構築します。ジョブスケジューリングの基礎を学びます。
環境構築:
-
クラスタノードの準備
- マスタノードとワーカーノードの設定
- ネットワーク設定
-
Slurm のインストール
- ソースコードからのインストール
課題 4:グラファナ
グラファナを用いて、分散システムの構成を可視化します。システムアーキテクチャの理解を深めます。
実施項目:
軍 A | 担当分野 |
---|---|
山本 | VM・システムソフトウェア |
谷口 | ALL (AI を除く) |
唐 | AI・歯・スケジューリング |
吉田 | 高速化 2・CB2・スケジューリング |
野口 | AI・CB1・スケジューリング |
下内 | 高速化 1 |
朱 | AI |
軍 B | 担当分野 |
---|---|
松本 | CB・VM |
東郷 | 高速化 |
長田 | 高速化 |
河原 | AI |
石森 | AI 以外 |
高橋 | 頑張る |
孫 | 頑張る |
B4 担当分野 |
---|
高速化 |
高速化 |
CB・スケジューリング |
AI |
AI |
VM |